こんばんは。ごきげんよう。高槻市沢良木町の樋口亜沙子ギター教室&樋口商店の樋口昌紀です。ご訪問いただき誠にありがとうございます。いや~まだ大山出してるね。終わってます。阪神タイガース。
さて、ミドリ楽器にいた頃、とにかく古い楽器を探していました。その頃はまだ、ロックインもあったので同じ路線では勝てないと思ったからです。それもあって、マニアックな中古専門店を目指していました。その時に、古道具屋、リサイクルショップ、四天王寺、中之島、東寺、元町高架下などを探索しました。そうして集めた楽器をリペアして、展示しておりました。20代の頃です。そんな中で、かなり古いアコースティックギターがありまして、ラベルにはIbanez Salvadorと書いてありました。外国製かな?と思うとnagoyaという表記もありました。んん?たしか、ジュリアン・ブリームの最初のギターもIbanezだったと思います。なので、日本のどっかの楽器屋が勝手に名前をパクッているんだろうくらいに思っていました。で、今回縁があってアイバニーズをググってみると、Ibanez Salvadorはスペインのギター工房名でした。スペイン内戦で廃業したのち、星野楽器が商標を買い取ったとの事でした。これで、全てのなぞが解けました。ブリームが持っていたギターはスペイン工房の物です。高級品だと思います。そして、僕が古道具屋でよく目にしたSalvadorは商標を買い取った星野楽器が作っていたギターだったのです。
Ibanez(イバニエス)と発音するらしいです。日本ではイバニーズと読みましたが、1986年からアイバニーズになったらしいです。僕のイメージするアイバニーズは箱モノ、ジョージ・ベンソンやJohn Scofield(ジョンスコフィールド)モデルなどが思い浮かびます。あとは、スティーヴ・ヴァイ、ポール・ギルバートなど超絶テクニカルギタリスト愛用ギターといった感じです。
特徴としましては24ジャンボフレットで、緩いアールに薄いネックグリップ、若干幅広なネック幅。フロイドローズ式トレモロのハイテクギターです。自分はレイドバックした音楽の方が好みなので使用しませんが、こんな性能のいいギターは他に知りません。
これは松原さんに教えてもらったのですが、ロッドカバーを外す際、ドライバーが弦に当たらないようになっている。小さな気遣いが日本人らしいです。このギターも軽量で日本製で素晴らしいパフォーマンスである。アイバニーズについてやっとスッキリしたおじさんでした。(^^)/
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