こんにちは。ごきげんよう。もじゃこと樋口マサノリと申します。ご訪問頂き誠にありがとうございます。この仕事をしておりますと弦の交換をさせていただく事が多々あります。いろんなギターを見るわけです。で、中には「そらアンタ無理やで」というギターも存在します。

写真では分かりづらいかも知れませんが、とんでもなく順反りしています。ギター本体も世界一の安物です。こういう場合ちょっと悩むんですよね。「こらアンタ無理やで」と言っていいものか。。おそらくこのギターで始める気でいるのだろうが酷である。ナットの溝も浅くて、1フレットの弦高がメチャクチャ高い。これはもはや拷問器具である。
「さあ、吐け!!誰だやったのは!?フンっ我慢強いヤツだ。あれを持ってこい。」
「へい」

「弾け」
「そ、それだけは…」
「Cだ、押さえろ」
「ぎぎぎぎぎ、うぐっ」
「まだ言わないのか、よしFだ。Fを押さえろ」
「ぎゃ~~~分かった!!分かった、もじゃってヤツだ。この辺じゃギター通で有名だ」
という風に使えるので「捨てなさい」とも言えない。でも分かっていて欲しいのは初心者こそいいギターを使おう。これがギターのデフォルトと思って挫折するなんてもったいなさすぎる。今回はさすがに可哀そうなのでナットの溝をギリギリまで下げておきました。(サービス)それでも酷な事には変わりない。だから知っておいて欲しいのは「そら、アンタ無理やで」というギターが世の中にはあるという事。あなたが下手なわけじゃない。弘法筆を選ばずなのであって、初心者は道具を選ぶべきなのだ。
今日のYouTube動画
ヤマハのギタレレです。今も中古で1本販売中です。なんと4,800円税込!!
ハイっ!!といったワケで今回も最後までお読みいただきありがとうございます。高槻市でギターの事なら樋口商店。気合入ってます。教室、リペア、販売で皆様に喜んでいただきたいと思っております。それでは!!バイバイ~(^^)/
コメント欄は一番下にあります
↓↓↓↓↓
コメント
なんかこの感じ好きだわ。ブログのリズムが戻ってきた?
「そら、アンタ無理やで」というギターがあるということ。「初心者は道具を選ぶべきなのだ。」どちらもホントなことを謙虚にサラッと。
緩さの中に大事なことが書いてあって、この感じ、いいわ。
もじゃ先生、大丈夫!
古いMacが好きださん>コメントありがとうございます。配信を週一回にして思うのですが、オーバーワークでしたね。今、非常に心にゆとりがあります。正直、ブログを書くのも大変で内容も雑になっていたと思います。今のバランスがちょうどいいです。また、よろしくお願いいたします。