真面目にリペア記事。

エヴァリーブラザーズ ギターリペア
ブリッジの形状が違いますね。

こんばんは。ごきげんよう。大阪府高槻市沢良木町の樋口亜沙子ギター教室&樋口商店より樋口昌紀がお送りします。ご訪問いただき誠にありがとうございます。とあるブログを目にしたとして、それが誰か全く知らない人であったならば、その文章を読む人は2割いればいいほうじゃないかな。そういった事を骨の髄まで叩き込まれた人はバランス感覚がいい。俯瞰で自分を見れるから、読者と目線が同じになる。私が有名人でないならば、このブログを読む意味、価値は文章が面白い、役に立つ、エロい。この3つしかないのである。あなただから読むんじゃないんです。さっきの3つの要素しか読んでくれません。
 さて、今の日本をどう思いますか?今日はそんな体験をしました。長女がどうしてもスマホが欲しいというので下の子は家に置いて3人でスマホを買いに行きました。すると今、インターネット回線を変更すると3万円分の家電が買えるという。「ほ~じゃあ、DVDレコーダーでも買いましょうか。子供も欲しがっているし。」店員さんに案内されて家電コーナーへ。まず思ったのが、商品が少ない。そして高い。3万円どころか倍近くの値段がついている。日本はずっと不景気ですが、来るところまで来てると思いましたね。いい大人でも月給20万円の時代にDVDレコーダーが6万円って。買えるわけないやん。じゃあ、売れない。売れなきゃ家電業界の利益が出ない。人件費も出ない。人を減らして値上げする。もう限界まで来てますよ。日本はとても貧しい国になったのです。少子化は止まらない。ローンで家を買うなんて自殺行為です。今買っていいのは、一括で買える人だけ。

Gibson Everly Brothers

このエヴァリーブラザーズという名前は昔から聞いていたが調べるのは初めてである。米ケンタッキー出身、ドンとフィルの実の兄弟によるデュオで1956年にデビュー。ビートルズも影響を受けているらしい。確かにきれいなハモリのロマンチックな曲が多い。ロックの要素は薄い。あま~いバラードがヒットしたらしい。

それではギターに注目していこう。ギブソンギターですね。二人とも同じギターのようです。ブリッジの形状を見るとジャンボですね。180,185,200とかあるヤツです。では今回リペアに来たギターを見てみましょう。

インレイも違いますしブリッジもジャンボタイプではないですね。

これ、画像がかなり荒いのですが、星形のインレイとブリッジも今回のギターと同じですね。キャリアの後期なのでしょうか。とにかくこのモデルですね。星のインレイと言えばマーチンのD-76建国記念モデルも星インレイでした。

ナット交換、フレットの浮きを修正。

普通は「木の鳴りを限界まで引き出すために極薄塗装にしております。」とセールスするのだが、このギターはまず真っ黒に塗装され、しかもボディートップのほとんどを4プライの分厚いピックガードが占拠している。「何を考えとるんや。」と言いたいところですがギブソンってそんな事をするメーカーなんです。割とザックリした考え方なのかも知れません。でも、弾いてみるとね、不思議といい音がするんですよ。アコースティックギターの横板、裏板にメイプルを使うのはギブソンではよく見かけます。でもマーチンではレギュラーラインでは1本も作ってないんと違うかな。僕は見たことがない。ギブソンのジャンボとかニック・ルーカスとかメイプルのギターがあるのですが、独特の音がします。ちょっと口では表現できないのですが嫌いじゃないです。

ナットはTUSQ(人工象牙)に交換しました。プレーン弦の音がシャープになったと思います。

ギブソンはブリッジがネジで留まっています。このブリッジは3本のネジで留まっています。白い飾りの下にビスがあります。こういうのもギブソンらしいですね。マーチンはニカワ(タイトボンド)で接着します。ヨーロッパ系の作り方なんでしょうね。

それではチェックしていただきましょう。

僕は弾いた瞬間によくなったと思いました。そういえばメイプルってバイオリン属の横と裏板に使われていますよね。逆にローズウッドで作るとどんな音がするのでしょう。見た事ないですね。多分、試してダメやったんやとは思いますが。聞いてはみたい。ギターにメイプルというと19世紀ギターなんかは小さいボディーでメイプル、サイドバックというのがありますね。音はコロンコロン鳴る感じです。鈴木政吉さんのギターもそうでした。

Mau is all お買い上げいただきました。

別に「売ろう!」とかは全然思ってないです。でもお客様と一緒に読んでると。「あれ、これかなりおもろいんちゃう。」と思うんです。自分で。こんな漫画見たことない事は確かです。これが一番大事なんです。パイオニアである事。パイオニアであって技術もある事は最強なんですよ。なぜかというとその後に出てくるものを寄せ付けないからですね。例えばジャンゴ・ラインハルト。彼はあのジャンルを作った上に、誰にも超えられない超人的なギタリストでありました。その後にいくら速弾きが出来ようが、凝ったフレーズを弾こうがそれは全部二番煎じなんです。0を1にするのが一番大変なんです。会社でも創業者には誰も勝てません。勝ちたかったら、自分で起業するしかありません。大塚家具がいい例ですよ。
 ハイっ!といったわけで、何かのお役には立ちましたでしょうか。当たり前ですが、あくまで個人の感想ですから「ふ~ん」でいいと思います。最後まで読んでいただき誠にありがとうございます。それではまた、お会いしましょう。バイバイ(^^)/

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