ギターは検品しています。

クラシックギターヘッド ギターリペア
異常がないか、じっくり見ます。

おはようございます。ごきげんよう。高槻市の樋口亜沙子ギター教室&樋口商店の樋口昌紀です。いつもアクセスありがとうございます。ギターをはじめようとしている方が、このブログを読んでくれればいいのですが。。メーカーから新品で送られてくるギターは全て検品しています。

ギターはこんな感じで送られてきます。今回はアリアA20-58というギターです。弦長が580mmですから、小学生が使用します。標準は650mmです。この580mmのギターを弾き倒して、大きくなったら650mmを買えばいいかと思います。

このアリアのA20-58は品質がどんどん良くなっています。シダー(杉)の単板でとても良く鳴りますし、テンション(弦の張り)もちょうど良いです。それでは検品していきましょう。

まずはキズやへこみ、色むら、割れなどがないか外観をよく見ます。

次にネックの反りをチェックします。目視で確認、スケール(物差し)でも確認します。12フレットで4mm~3mmが目安です。しかし、このアリアのA20シリーズはこの価格でアジャスタブルロッド(ネックの反りを調整する機能)が入っています。末永く愛用できるギターです。

A20シリーズは、この弦を乗せるナットというパーツが牛骨で作られています。他メーカーはプラスチックです。このコスパは驚きです。

このサドルも牛骨です。結構忘れがちなのがセンターずれのチェックです。ブリッジが正確に取り付けられているかチェックします。少しでもずれると弦落ちという症状になります。特にスケールの短い楽器では注意が必要です。

新品ではあまり見ないのですが、中古品だと浮いているギターも多いので要チェックです。

全ての項目にOKが出たら、標準にチューニングします。弦が新しいので何度もチューニングします。ここで正確にチューニングしておく事は大切です。テンションがかかった状態で異常がないか最終チェックです。それから、全弦、全フレットで音を出します。いつも通りの弾き方で、気になるビビりはないか。曲を演奏して確かめますと弾かない弦やフレットが出てきますので、あくまでもチェックですから全フレットで音を出しましょう。

 以上がクラシックギターの検品になります。一つでも異常があればメーカーに返品しています。ご不明な点などございましたら、お気軽にお問合せ下さい。090-1130-2434樋口商店

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