ものを売るって難しいよね～

こんにちは。ごきげんよう。大阪府高槻市沢良木の樋口亜沙子ギター教室＆樋口商店より樋口昌紀がお送りします。本日もご訪問いただき誠にありがとうございます。
　世の中にはいろんな職業がありますよね。職業に貴賎なし。というのは全く本当の事で、この世の中にある職業は全てが平等です。汚れた仕事、僕は19歳の夏にゴミ収集車に乗っていました。運転ではなくて、作業員でした。夏でしたから臭いもなかなかハードモードで、なんか汁が飛び出したり、ゴキブリがブンブン飛んできます。まだ後ろにつかまって乗れる時代でしたので、いきなりの豪雨にさらされる事もありました。ま、初日で慣れましたけど。8時から早い日は16時くらいで終わります。浴場があって、臭いや汚れを洗い流して帰路につきます。サッパリしてチャリンコで帰ると風が気持ちよかった。汚れ仕事と言うけれど、これ誰かがやらなアカン仕事ですやん。僕らがおらんかったら困る人がおるんや。つまり必要とされる＝仕事という定義を発見しました。売れないミュージシャン、売れないお笑い芸人、売れないハンドメイド作品。このブログも読者がいるから成り立ってるわけです。そう考えますとこのブログは趣味ではなく仕事なのである。（ずっとその思いで書いてますよ。）先ほどの定義をひっくり返しますと売れない＝必要とされていない。という事になって、それは趣味に分類されます。それで飯が食えればいいですけど、世の中はそういう風には出来ていません。

俺が売っているという勘違い。
夢の後。
売る前にまず知られていない。

俺が売っているという勘違い。

今から40年くらい前、脱サラなんて言葉が流行りました。一国一城の主ってヤツですか。「俺はトップセールスマン、売る事には自信がある。しかし、いくら売っても給料は上がらない。これって不平等じゃないか、よし！会社を辞めて自分で売ってやる。そうすれば利益は全部自分のものだ。」そんな感じで脱サラした人も多かったと思いますが。8割は1年持ちません。5年続くのは1割だったかな。なぜでしょうか。それは会社名、ブランドで信用されていたからですね。アナタでなくても「トヨタの車なら買うよ。」っていう話です。脱サラして会社もブランドも剝奪され、ただの人になったアナタが物を販売するのは至極困難。さらに「～には卸すな。」と商品を仕入れる事さえ出来ないケースもある。あっという間に借金地獄。昔なら再雇用も今より緩かったと思いますが、今は一回脱落すると社会復帰が難しい時代です。

夢の後。

私たちが今の場所に教室を開いて13年目になっております。同じテナントの中では一番古くなりました。病気の時は廃業しようと思ったけれど、亜沙子先生が根性で死守してくれたおかげで今も営業しております。ありがたい事に生徒さん、ギターリペアのお客さんにご利用いただいております。亜沙子先生の生徒さんや保護者の方はいつもニコニコして、ギター教室を楽しみにしてくれているのが見て取れます。ワタシの方も教室、リペア、ブログなどで楽しんでもらっているかなぁ～と思っております。

売る前にまず知られていない。

ほとんどの個人事業主は、これに苦しむ。「商品は間違いなくいいんです！何で売れないんですか？」答えは簡単。知らないのである。大企業はテレビCMにどれだけお金をかけているんでしょうね。残念ですがアナタの商品が大手企業のものより性能が良くて安価であっても知らないものは買えないのです。商品はそのままでいいんです。知ってもらう活動に己のすべてを費やさねばなりません。古くはチラシ、電話帳、新聞、銭湯のオケ、電柱、市バスのイス。そういったところに広告を載せたものです。ウチも自営業ですから、いろいろ手伝わされました。
　今はインターネットの時代です。もちろんチラシも効果ありますが、1000枚に1件問い合わせがあればいい方です。問い合わせですから、売れたわけではありません。ちょっとコスパや体力的にもキツいので今はやってません。ワタシの中ではこのブログは業務日報だと思って書いております。どうせ書くなら自分も楽しい方がいいかと思って好き勝手に書いているというワケです。それで、ウチを発見していただいたり、この樋口っていうヤツなんかワケわからんな。でも見てまうねん。Mauねん。それで十分やと思ってます。仕事が増えすぎても2人しかおりませんし。一件づつ丁寧にやって行きたいので、がむしゃらに宣伝してません。それでもGoogle（グーグル）様は平等に評価してくれます。