マーチン、バックパッカーの商品レビュー

おはようございます。ごきげんよう。高槻市沢良木町の樋口亜沙子ギター教室＆樋口商店の樋口昌紀です。本日もたくさんのアクセス誠にありがとうございます。昨日はブログが書けませんでした。何をしていたかというと200枚ある漫画の最終チェックをしています。しばらくは、作業が続きそうです。

　というワケで、「マーチンのバックパッカーってどうなん？」という問いに正直にお答えしたいと思います。今回は炎のギター教室の生徒さんから頼まれて、注文したbackpacker（バックパッカー）です。

早速、開けてみましょう。

メキシコで作られています。確か、ウクレレもメキシコだった気がします。フェンダーもメキシコで作ってるラインがありますが品質が良く、USAと大差ない感じがします。やっぱり、新品はいいな。箱を開けてみよう。

クッションもしっかりしていて好印象です。このロゴ入りっていうのが嬉しいですね。

キレイです。（当たり前か）そして軽いです。これも、当然ですね。まずは外観、大きなキズや変形、ネックの反りなどをチェックしていきます。弦は緩めてありました。表面板はスプルースの単板、いい材料だと思います。

こんなラベルです。

バックパッカーは何度かモデルチェンジしています。古いものはヘッドが小さすぎて、ロゴが入っていません。ちなみにペグはロトマチックです。

ソリッドウッド（単板）ってなんか安っぽいな～と思っていたのですが、いざ実物を見るとマホガニーみたいで全然、違和感ありません。ネック材も同じくマホガニーのような木材です。

トラスロッドが入っていないので、少し太めに作ってあるのかもしれません。ロッドを入れると、ネックが重くなってしまいバランスが悪くなるのと、この小さなボディーを鳴らすためには邪魔になるのではないかと思いました。

このリッチライトという素材、正直言って嫌でした。やっぱり、木で作って欲しいやん。ギブソンのレスポールカスタムもリッチライトになりました。真っ黒な黒檀がなくなっているのでしょうね。で、今回初めてじっくりとリッチライトと対峙しました。「これ、めっちゃいい素材やん。」変形しないし、割れないし、真っ黒だし反りにも強そうです。全然、違和感ありません。

これは嬉しいですね。本体買っても、ストラップが無いと弾けませんから。この辺りのサービスは満足感があります。

こうして、ざっと見てきたわけですが、これは★★★星3つですね。安っぽい感じはないです。トップ板などいい材料を使用しています。トラスロッドがないのでネックのコンディションが気になりますが、チューニングして真っすぐになるように仕上げられています。肝心のサウンドですが、ビックリしました。その辺のフツーのギターなど、比べ物になりません。むちゃくちゃ鳴ります。ベース音もしっかり鳴ります。シングルノートもリバーブが効いていて、最高に気持ちいいです。ネックはちょうどいい弦高で、何も加工、調整しなくていいと思います。今まで何本か時代の違うバックパッカーを販売してきましたが、現在のモデルが外観、サウンド共にベストです。リッチライトが高級感を出しています。ずっと弾いていたくなります。Martin BackPackerはその名の通り旅行やキャンプに持って行くには最高のギターです。持ち出すと、多少のキズなど付いてしまうかも知れませんが、それもまた思い出や味になると思います。

ハイっといったワケで駆け足でレビューを書きました。ミニギターが欲しいけど、「マーチンのバックパッカーってどうなん？」と悩んでおられる方の役に立てばいいのですが。でも人それぞれいい音も弾き易さも違いますから。これはあくまで個人的な感想ですので盲信せずに、参考程度にしておいてください。

本日も最後までお付き合い誠にありがとうございます。このブログって結構読んでいる方がおられるようです。最近は数が分からないので、あんまり手応えを感じませんが、『半ばは自己の幸せを 半ばは他人の幸せを』少林寺拳法より。

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