Martin(マーチン)最高やん!!

マーチン ギターリペア
見て下さい。この強さ。

こんばんは。ごきげんよう。大阪府高槻市沢良木町の樋口亜沙子ギター教室&樋口商店の樋口マサノリがお送りします。ご訪問頂きありがとうございます。昔からブランド志向ではない。野球であれば、上手い人間はどんなバットでも打つし、安いグローブでもいい守備をします。プロゴルファー猿は自分で作った木の棒だけで勝負するのですから。僕もそんな反骨精神に憧れて、ギターは買わない。流れてきたものを弾く。もらったものを弾く。そのようにしていましたが、時折物欲、煩悩に負けて、マーチンD-28を2本、ホセ・ラミレスを1本、フェンダーのストラトやテレキャスとド定番なギターを所有してまいりました。ところが気が付くとやっぱり有名メーカーのギターは1本も残っていない。喜ばしい事なのかどうか分からないが、超B級ギター、いただきものギター、保護ギターに囲まれて生活しております。改めて数えたら、14本のギターがありました。
 先日、20代の頃にバンドメンバーとして知り合ったKさんが訪ねてくれました。とりあえず「弦交換せぇ」と。フェンダーのエレアコとマーチンを持ってこられました。僕より10コ以上歳上で見た目がメチャクチャ怖い。でも、とってもギターが好きでギターを弾くのも上手な方です。半分ギャグで親分ごっこをしてくれます。初めて会った時は10トントラックに乗っていて、メチャクチャ怖かった。でも、なぜか2人きりになった折、やはりギターの話で通じるものがあってもう20年以上お付き合いしていただいております。

K氏「マーチン全然、弾いてへんねん。」

それはマーチンのD-1というギターでもうずいぶん前に販売されていたものでした。確か「リーズナブルな価格でマーチンサウンドをお届けしたい。」的なコピーで、マットフィニッシュ、サイドリム合板のギターとして1990年代に登場しました。D-18を艶消しにしてサイドを合板にしたギターという認識でよいかと思います。マホガニーです。その後もっと材料が悪くなります。このD-1は最初期のものだと思います。ペグやフレットはさびさびで、いかにも弾いてないのが分かりました。同時に不思議な魅力を感じました。

K氏「弾かへんのもかわいそうやしな~。」

昌「そうっすね。」

そのあといろいろあって、僕が所有することになりました。久しぶりのマーチンです。初めてのマーチンは20代前半D-28でした。憧れのD-28、天にも昇る気持ちでした。でも、1~2年で売っちゃうんですね。次は80年代のD-28を買いました。これはナイスなギターでしたが、樋口亜沙子先生のギター代に消えました。(T_T)それ以降はKawashima(シャムと命名)を弾いてきました。

とりあえず、クリーニングしよう。いつも通り、金属部やフレットを磨きました。ネックの状態なども見ながらじっくり作業します。なかなかいいコンディションです。

フレットもそんなに減ってません。ポジションマークは白蝶貝ですね。

あんまり磨くとツヤが出るので軽く拭きました。エントリーモデルとはいえ天下のマーチン。王者の風格があります。

このEST.1833を見て「すごい古いギターなんです。」と言う人が100人に1人くらいいる。191年前は(天保4年)江戸時代末期ですね。でも、その頃にマーチンがあったのはスゴい。ブランドには興味がないつもりでしたが、このロゴはやっぱり嬉しい。もう水戸黄門の印籠並みの破壊力。いざ、実奏!!低音がドーンと響きます。ウッディーなサウンドでバランスがいいですね。お腹にドンドン来ますね。鉄弦アコギで感動したのはこれで2本目です。ヘッドウェイのマホボディーもすごかった。すっかり気に入ってしまった。コードもメロディーも最高のサウンドです。個人的にはD-28より好きです。大事に弾いていこうと思います。ハイッ!!というわけで、やっぱりマーチンはいいぞという記事でした。でも、わざわざ買いに行くって事はやっぱりないと思います。流れて来た縁のあるギターだけにしておきます。それでは!!バイバイ~(^^)/

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